生理用品というと、ナプキンとタンポン。
日本ではこの2つしかないと教えられてきたのではないでしょうか?
日本はこんなところでも遅れています。
「日本の生理用品は世界一!」
でもその裏で、ケミカルアレルギーに悩まされる人もいます。
ナプキンで荒れるから、又は、使い捨て文化への疑問から
布ナプキンに移行した人。
いろんな思いがありますね。
今日はそんな観点からスクーンカップについてお話ししたいと思います。
この記事を読んで欲しいのはこんな人!
[list class="li-niku"]
- 月経カップに興味がある
- スクーンカップがどういうものか知りたい!
- 生理用ナプキン・布ナプキンでもかぶれてしまう
- 使い捨て文化に嫌気がさしている
[/list]
[alert title="注意"]
女性向けの記事になっています。
記事内に、過激な表現があることをご承知おきください。
決して性的な意味はありませんが。
しかし記事の内容上、具体的な説明になっています。
[/alert]
第三の生理用品と言われる月経カップ
生理中は多くの女性が不快な症状に毎月悩まされますよね。
今では布ナプキンも普及しましたが、
こちらは、肌に優しいものの、取り扱いが難しく、
使えないという女性も少なくありません。
また、環境の面からも、使い捨てである、ナプキン・タンポンに不満があったのも事実です。
月経カップとは釣鐘状のシリコンでできたカップを膣内に挿入して使用するものです。
タンポンが、膣内に挿入し経血を吸収するものであるのに対し、
月経カップはそのカップ内に、経血そのものを貯めてしまう仕組みになっています。
海外で売られている主な月経カップ・左からMiacup・Pink Fleurcup・Lunette Cynthia・Lilac LadyCup・Pink MeLuna Softcup・
Purple MeLuna Original
他にも、MoonCupやDevaCupなど多彩な月経カップが発売されています。
月経カップ5つのおすすめポイント
ナプキン・タンポンに変わる生理用品として、どこがいいのか5点あげてみます。
[list class="li-niku"]
- 楽
- 経済的
- 不快感・匂いがない
- 水泳や、温泉でももれない
- 体への負担が少ない
[/list]
逆に、ここがよろしくない、という点もあげます。
[list class="li-niku li-mainbdr main-c-before"]
- 人によって使えない(膣の形状、大きさが合わない)
- 1個の値段がそこそこする(年単位で計算すれば安上がり)
- 洗える場所がないと使えない(何時間かおきに取り出して経血を捨てるため)
- 最初は失敗する(使っていくうちにコツが掴めます)
- 不衛生になる可能性が否定できない(入れっぱなしでわすれてしまう)
[/list]
どちらにも一長一短あります。
[say img="https://toraja.site/wp-content/uploads/2018/12/cathedder.png" name="Toraja"]だけど!圧倒的に月経カップを使った方がいい、とオススメします[/say]
私が月経カップをおすすめする理由
月経カップを使いだして、もう8年以上経ちます。(※2019年月追記)
何と言っても、ナプキンがいらない!!!!
もともと、かぶれる傾向にあったので
ナプキンが好きではありませんでした。
布ナプキンを使って少し解消されましたが、
布ナプキンでは、あの湿った感じが拭えません。
そう何度も取り替えることもできないし、匂いも気になりました。
そして、モレ。
ナプキンではどうやっても
横モレ、後ろモレ、夜中のモレ・・・。
不快ですよね。
気にもなりますよね。
それらはほぼ全てなくなりました。
生理中は、間隔を見ながら中身を捨てるだけです。
多い日で1日3回~5回程度、3日目以降なら1日1回です。(←ややズボラ入ってます)
年齢もあるのかもしれませんが、はじめて使ったときに比べて、経血の量が減りました。
こんなに少ないの?とびっくりするくらいです。
また、あの独特の匂いがない。
毎回生理のたびに不快になる原因はアノ月経の独特の匂いではないでしょうか?
私は、とても嫌でした。
それが全くありません。
但し、キョーレツな血の匂いがします。
まぁ、血ですし。
仕方ないですね。
そもそも、生理の独特の匂いは、経血が酸素に触れることにより発生します。
ですので、月経カップで受け止めると、酸素に触れないので匂いが発生しないというわけです。
あとですね、不思議な事があります。
経血の匂いそのものは、臭くないのです。
どちらかと言うと、シュワシュワした匂い。
(わかりにくいですよねw直接表現を避けた結果、こうなりました(笑))
体調によりニオイに変化があるので、バロメーターにしています。
月経カップの使い心地ってどんな感じ?
月経カップというのは膣に挿入して使うものです。
膣、と一概に言っても個人差があります。
ほとんどの場合、使用には問題がないとされています。
しかし、ごくたまに、膣の傾斜がきつく(くの字型など)
挿入できなかったり、中でカップがその形を保持できない、などの理由で使えない人もいます。
使用感は、ほぼ何も感じない、というのが正しいです。
ただし、微妙に圧迫感があったり、
排便、排尿に支障をきたす場合もあります。(個人差があります)
又、挿入・排出時には独特の圧迫感があるので、
その部分が気にならないなら問題はないですが、
痛みを感じる方には向かない、と言えます。
[alert title="注意"]挿入時の衝撃波
排出時に中身を吸引されてしまうような力を感じます。[/alert]
使っていて失敗はないの?
色々あるのですが、月経カップとは言え、やはりモレます。
失敗の全てはモレです。
どんなモレかというと
[list class="li-yubi li-mainbdr main-c-before"]
- ちゃんとハマってなかったモレ
- 捨てるの忘れてて溢れモレ
- 寝すぎてモレ
- 運動しててモレ
- スイミングでモレ
[/list]
モレ以外での失敗は?
[list class="li-chevron li-mainbdr main-c-before"]
- 外出中のトイレで落とした(1回)
- トイレで処理中ぶちまけた(3回)
- お風呂で交換時に血だらけ(毎回)
[/list]
慣れればそうでもないことですが、
トイレに落とすのだけは嫌ですね・・・。
月経カップでちょっと困ること。
メリットのほうが圧倒的に多い月経カップですが、多少の不満があります。
それは、使用中に腹部への圧迫感を感じること。
気にならない人もいるでしょうか、ちょっと痛いと感じることもあります。
また、取り出しがけっこう大変なこと(笑)
なれないうちはお風呂以外で取り出すのは危険です!
血だらけになるよ。
スプラッタだよ。
お子様と、お風呂に入るときには注意がいります。
普段でもそうでしょうが、お風呂で取り出そうとすると、ちょっと、ね。
(理由は上記と同じ)
あと、私だけかもしれませんが、うまくハマるときとはまらない時があります。
これは仕方ないのかなー。
友達は、膣の形状がキツイくの字で、狭いらしく使うことができなかった、と言っていました。
タンポンも入らないそうなので、タンポンが入るかどうかは1つの目安になるかもしれません。
月経カップは誰でも使える?
「使ってみるのが怖い。」
これは本当によく聞きます。
月経カップは自身の膣内に直接挿入し、使用するものです。
どうしても不安になるのは仕方ないとおもいます。
「入らないんじゃないのか?」
「どうやって入れるの?」
「痛いんじゃないだろうか?」
こんな不安を覚えるようです。
しかし、
経産婦なら、使えないわけがないです。
だって、もっと大きいもの通してるでしょ。
注意が必要なのは、未成年者と、未経験者(何の、かは察してください)
異物を挿入するわけですから、慎重に。
ですが、アフリカの学校などで使用をすすめる運動をやっているくらいですから
ちゃんと指導のもとに使用すれば大丈夫だと思います。
不安な方は、産婦人科での相談をオススメします。
[memo title="MEMO"]私は、未成年者・未経験者には月経カップの使用はおすすめしません。
理由は膣口が硬かったり、柔軟性が薄いこと。
そして、いろいろな場面での対処ができにくいから、です。
しかし、ナプキンにかぶれてしまう、布ナプキンでもムレで皮膚に異常がでてしまう、
こういった方にはもしかしたら救いになるのでは?と思うのも事実です。
こういう方は、是非産婦人科を受診してください。
使用しても問題はないか、使用方法など、不安に思う点があれば専門家に聞くのが一番いいとおもいます。
[/memo]
月経カップの使い方は?
月経カップはシリコンでできていますので、柔らかく、折りたたむことができます。
図のように、カップの口を持って、Cの字になるように潰し、膣内に挿入します。
その後、膣の中で月経カップが開くように指を離します。
カップは自然に開くので、指を離すだけで十分です。
但し、充分に奥に入っていることが必要です。
そうしないと外れてしまうからです。
スクーンカップを指で潰しているところ。
どうして今まで日本で月経カップが普及してこなかったのか
実は、1930年台にその存在が記録されている月経カップ(WIKIより)しかしこのカップは固く普及はしなかったのだそう。
実際にMOONCUP(アメリカで発売されている月経カップ)は1990年台から発売されています。
2000年にはすでに世界で普及し始めていた月経カップが、
どうして日本では、その情報すらなかったのでしょうか?
実は何度も月経カップの販売を打診していた団体があるのですが、
日本では、販売法により許可されなかった、という経緯があったと言われています。
生理用品は、白色で、素材は綿に限るとか、そんなような規定があったとかなんとか。
本当は、ナプキン業界が、絶対に許可しなかったとかなんとか・・・。
伝聞ですので、正確なことはわかりませんが、
法律による、制限があったのは確かです。
2016年の夏より、販売が可能になった月経カップがスクーンカップ
世界に羽ばたいて、月経カップの素晴らしさに気がついた女性は多くいます。
日本でも、地道な活動により、じわじわと使用者が増えている月経カップだったのですが、
海外製品は、日本人女性の体に合わないものが多かったのです。
月経カップにはサイズがあるのですが、多くの日本人は一番小さいサイズで充分な人が多い上に、
硬くて使えない、といった不満も多かったのですね。
そんな中、日本人女性でも満足して使えるようなモノを作りたい!!と頑張った日本人女性がいます。
在米日本人女性 浅井さとこはニューヨーク大学で経営修士課程取得後、金融関係のマーケティングやコンサルティング会社での勤務経験を経て、オーガニックコットンのブランド、スクーンを2002年に立ち上げました。当時2歳の娘とフルタイムの仕事を持ちながらの起業でした(紹介記事の一つはこちらからhttps://www.daiko.co.jp/ninpri/friends/article.php?vol=8)「特に女性が常識に抑圧されることなく、どんどん自分の人生を切り開いていけるのだということに関わったプロジェクトをしたいと考えていた頃に出てきたアイデアがスクーンカップです。」「アフリカで、生理用品が買えなくて学校を休んでしまう女の子たちに布ナプキンを寄付する団体のプロジェクトに参加した頃から、月経カップがあるということを知り興味を持ちました。」従来の市場にある月経カップは便利なものの、今ひとつ使いづらいことから一発奮起し、100人以上の参加者の声をもとに、既存の月経カップの欠点をひとつ一つ解決。カラフルなオーガニックのブランドとしてのスタンスを継承して、カラフルなスクーンカップを誕生させました。
このようにして、スクーンカップは誕生したんですね。
スクーンカップ10の特長
- スムーズで継ぎ目のない、なめらかボディ:挿入と取り出しが簡単です。
- 12時間交換しないで使えるので、長時間トイレに行けない状況でもオーケー。(*個人差があります。)
- 経血が空気に触れないので匂いが気になりません。
- 鋳型の段階から開けられた空気穴。目詰まりしにくく清潔に保つことができます。
- 使用ごとのゴミが出ない、クリーンでエコな商品。洗って何度でも使えます。
- ソフトで柔軟なステム。体にそってしなやかに曲がります。
- 柔らかい医療用シリコーンでできているので、「入ってる感」がないくらい。月経カップに慣れない日本女性でも抵抗なく使えます。
- 斜めに開いた空気穴はスマート設計。最大の許容量を可能にしてモレを防ぎます。
- スクーンカップは米国製。美しい7色+クリアーの8色から選べます。
- 日本で初めて、医薬品医療機器等法に基づいて発売された月経カップです。
アマゾンで買えます。高いけど。現在セール中!ちょっと安いよ!
色のバリエーションが多くてかわいい。クリックするとAmazonへ飛びます。詳しい説明あり。
スクーンカップ実際に使ってみたよ!
MOONCUPとDEVACAPを使っていたため、
スクーンカップデビューは遅めでした。
合う合わない、サイズがいろいろ有る、ということで、
在庫が会ったため追加購入する機会を失っていたんです。
もう8年使ってますけど、劣化もないです。
ただ・・・・・・・・・。
落としちゃったんです(汗)外出時に、トイレで。
トイレに落としちゃうと、流石にもう廃棄処分なわけで。
在庫がMoonCup1個だけになってしまったので、買ってもいいかな、と。
スクーンカップ買って使ってみた感想!
パッケージ裏。
内容物はこんな感じ。見にくいですが、中央にスクーンカップがあります。
カラーバリエーションがあるんですが、白を買いました。
ちなみに、白は使っていくうちに黄ばむのでそれが嫌な人はきれいな色を買うといいでしょう。
経血の色をちゃんと見たい人は白のほうがいいのでは?と思います。
手に持ってみるとこんな感じです。
実際に使ってみたらどう?
感想としては、とても柔らかい、という事。
MoonCUPより柔らかく、ディーバカップよりは硬い、という感じでしょうか。
実際に使ってみた素直な感想は・・・収まりが悪い・・・。
人によりけりです。
こればっかりは仕方ないです。
使ってみないとわからないので。
スクーンカップの形を見てもらうとわかるのですが、とてもなめらかな釣鐘型です。
口の部分が少し厚くなっているものの、出し入れがしやすいように、スムーズにできています。
↑これ見てもらうとわかるのですが、他の月経カップは口の部分に結構な段差があるんです。
(これらは主要な海外の経血カップです)
「ココが引っかかって出すときに痛い」という意見もあるようなのですが、
個人的には、この部分があることで使用中にズルリしちゃうことがないと思っています。
つまり・・・スクーンカップは自然と排出されちゃう事態に陥る可能性あり。
多分、こまめに処理すれば大丈夫・・・のはず。
しかし、柔らかいので、服内での違和感(内圧)がないのがいいですね!
でてしまいやすいのは、逆にこまめに中身を捨てることで惨状回避になっています。
ステムが柔らかすぎる。
ステムと呼ばれる尻尾。
ビギナーさんにはこれがないときついと思うんですが、スクーンカップのステムは柔らかすぎです。
引っ張ってみたらちぎれました(汗)
スクーンカップはステムを引っ張って出すのは危険です。
引っ張るなら、ゆっくり引っ張りましょう。
基本はカップの底部を指でしっかりつまむ事。
スクーンカップは高い?
5000円程度ですが、なにしろ試してみないと使えるかどうかわからないのが月経カップ。
しかし、ナプキンの使用量が0!
女性一人が1ヶ月に使うナプキンの平均枚数は20枚!(出典:ananNEWS)
そして、昼用夜用と使い分けしている人がほとんどではないでしょうか?
ナプキン1枚20円として、20枚で月400円これが1年間で4800円
おっこれだとスクーンカップの方が高くなりますね。
ンンン?
ナプキン使うときに生理用ショーツいるねぇ。
結構これ高いよね?
羽をしまうやつとか、後ろ漏れブロックとか。
1年に1枚新しくするとして、1枚1000円くらい?
あっ、これでトントンですね(笑)
あらら、月経カップ使ってもそんなに経済的にお得じゃない?(笑)
でも、2年目からは完全に黒字です!
ここで月経カップの利点・欠点をまとめます
利点
[list class="ol-circle li-accentbdr acc-bc-before"]
- 生理特有の不快感・わずらわしさからの解放
- カップそのものの扱いが楽
- ナプキンを買う手間・収納・ゴミ処理は必要なくなる
- エコ
- 経血を見て体調管理が出来る
- 自分の体をよく知ることができる
[/list]
欠点
[list class="li-check"]
- 膣に直接挿入するため、心理不安がある
- 失敗したとき結構シャレにならない
[/list]
海外から直接輸入して8年。
スクーンカップも併用で2年位?
ナプキンには戻れません。
Amazonで手軽に買えるし、一回買って使えれば5年は使えるからね!
お・と・く(*˘︶˘*).。.:*♡よね♪
では!
最後に、スクーンカップのプロモーションビデオをどうぞ~