トラジャ物語~その6

【トラジャ物語 その6】
いつも投稿を読んでくれてありがとうございます。
今日は高校時代のことを書こうと思っていました。

ですが、その前に、自分のコンプレックスについて書かねばなりません。

これを書くのは嫌でした。
できれば直視したくない問題でした。

かなりネガティブな話で、しかもものすごく個人的な、
私の中でのみの話なので、
興味のない方はスルーしてください。
その上、長いです。ごめんなさい。
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みんな、いろいろとコンプレックスはあるとおもいます。

その中でもやはり、見た目の美醜についてのコンプレックスは闇が深いと思う。

人は見た目が9割、なんて本もありました。
第一印象で、すべてが決まる、とか…。

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私のココロに、深く深く、刻み込まれた一つの言葉があります。

『わーは、めんどいなぁ。』

小さい頃、隣の家のおばあちゃんに言われた言葉です。

「わー」は、お前、という意味です。
自分より格下に使います。

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先に断っておくと、
「めんどい」は「めんどくさい」
という意味ではありません。
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そのおばあちゃんには、会う度に『めんどい』と言われ続けました。

田舎の方言とはいえ、
家では聞いたこともない言葉です。

テレビでは、「めんこい娘」という言葉を聞いたことがあったので、顔の美醜を表す言葉ということはわかりました。

小さい子に向けて言うんだから、
「可愛い子(小さい子は誰でも可愛い)」
という意味かな、と私は超ポジティブに捉えていました。

勘の鋭い方ならわかるとおもいます。

それは、

「お前は醜いなぁ」という意味でした。

「めんどい」は特に、「目も当てられない」というくらい最上級の醜さを表す言葉です。

なぜわかったのかというと、
近所の子達に、何かの折に聞いたのです。

『◯◯のおばあちゃんが、私のことを「めんどい」っていうんやけど、「めんどい」って何?』と。

すると、そこにいたすべての子が
一斉に、笑いながらいいました。

「それ、可愛ないって意味やで。」
「あきちゃん、めんどいんや~。」

ショックでした。

自分の顔がかわいくない、ということを他人から認識させられた事もですが、

他人のうちの子どもに向かって、
そのような言葉を平気で何度も投げつける、
という事もショックでした。

そしてこの言葉は深く深く、私の心に刻まれてしまったのです。

家族の誰にも、「不細工」ということを言われたことはありません。

ただ、『おじいさんにそっくり』『◇◇家の顔』『その辺に捨てといても帰ってくる(誰かが家まで届けてくれる)』
と言われ続けていたので、
うすうすとは自分がかわいくない部類に属するのだ、
ということは認識していました。

***

私には7つ上の姉がいました。
姉は、『◇◇家にまったく似てない子』
『お母さん似』『△△家(母方の旧姓)の顔』
『目立つ顔と容姿』。

そして、『あきちゃんとは全く似てないね』

小中高と、姉と同じ学校をなぞっていく中で、背も高く、
頭も良く、目立つ存在の姉と、常に比べられていました。

気にしていないつもりでしたが、
そんなわけないのです。

学校では、できるだけ真面目に、
目立たないように、
教師に気に入られるように、
他の子と違わないように暮らしていきました。

転勤族であった父と、あちこち転校を繰り返していた姉は、行く先々で、
その目立つ容姿と頭の良さと、
達者な口でいじめが繰り返されてきたと、
母から聞かされていました。

そんなことで、めげる姉ではなかったとも。

姉の、数々の武勇伝を聞かされて育ち、
姉が如何に言うことを聞かない手のかかる子であったかと聞かされると同時に、
何にも屈しない姉のことを誇らしく語る母を見て、

私はじわりじわりと屈折していったのです。

『姉とは違う。私は見た目も頭も悪い。』と。

7つも上の姉は、天上人に等しく、
私にとって、憧れそして、理想でした。

『でも、私は姉のようには成れない。』

姉は別の人格で、
私が姉のようになれないのは
当たり前といえば当たり前なのです。

ですが、私は、誰にも言ったことのない、
やるせない気持ちをずっと抱えていました。

これだけであれば、
姉妹にありがちなコンプレックスですよね。

『不細工』『醜い』『可愛くない』

これをミルフィーユのように何層にも重ねてくれたのが、
同級生男子でした。

小学生男子なんて、そんな言葉使いするもんさ、と思われるかも知れません。

『気にしないし』『男子アホ』『言わせとけ』

そう、口では言っていましたが、
心は、どんな言葉も素直に受け止めるものなのです。

何十回、いや、何年にも渡り言い続けられたら、どんな小さな塵でも、分厚い地層へとかわっていくのです。

『おばん』
『ババァ』
『ブサイク』
『いっぺん死んでこい』

こんな言葉を何年も、複数の男子に言われ続けていました。

でも、いじめではないのです。

男子特有の、口の悪さ。

悪意のない、暴言。

最初に刻まれた、「めんどい」という言葉は、
この男子の吐く単語に反抗を許しませんでした。

『そうやな、かわいくないし。』

自分で自分を卑下していること、
今ならわかりますが、
これはもう、洗脳状態です。

自分の心を自分でずたずたにする。

気が付かないところで、深く深く、えぐられていく。

『私は、かわいくないから。』

信じられないくらい深い傷をつけていったのです。
自分自身で・・・。

小さいときに植え付けられた思いは、
そう簡単に自己肯定感をもたせてはくれません。

勉強がそこそこできても、
絵がそこそこうまくても、
歌がそこそこうまくても、
成績がそこそこ良くても、
先生からの評判がそこそこ良くても、
何かと責任のある係を任されていても、

『私は見た目が悪いから』

すべての要素をマイナスに変換してくれました。

これは、本当につい最近まで解消されることはなかったのです。

まだ、完全に解消していないと思う。
でも、自分の顔を鏡で見て、
『これが私。』と肯定できるくらいには解消しています。

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こんな暗い話を長々と聞いてくれてありがとう。
いま、このことを文章化できたこと、
ものすごく、ありがたいとおもいます。

現在は、自分の中でなにかが変わってきていると、
実感しています。

もう一回言おう。
読んでくれてありがとう♡

明日こそ、高校時代のお話を書きたいと思います!

小さい頃の写真、殆どないから、
もう一度唯一の小さい頃の写真を
じっくり(笑)御覧ください(*´ω`*)

今はこの顔も『かわいいやん』と思えます♡