【トラジャ物語 その5】
いつも読んでくださりありがとうございます。今日は、中学時代の私を思い出していこうと思います。
相変わらず長いです💦
興味のある人だけ、どうぞ~!
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中学生になるとき、何が嬉しかったかというと、セーラー服です。
賛否両論あるかと思いますが、
制服を着ることができる、ということが
一つの楽しみでした。
小学生のころは、制服はあったものの、
普段は体操着しか着てはいけなかったのです。
私服はほとんど持っていなかったので、
体操着は楽でしたが、
制服へのあこがれを持っていました。
中学生の準備。
当然セーラー服を買いに行くものだと思っていました。
ところが。
母は仕立て屋だったのです。
なんと、私の母は、セーラー服(上)を作ってしまったのです。
(スカートはひだがめんどくさい、ということで姉のお下がりでした)
私はびっくりしました。
作れる、ということもそうですが、
新品を買ってもらえないのだ、ということにも。
今、この歳になって母の凄さと愛情がわかるのですが、
中学生の時には、
「親が作った服」に対して、
誇らしさと、恥ずかしさと、両方入り混じった気持ちを持っていました。
ぴったり過ぎるセーラー服はちょっと窮屈でした。
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そんな始まりの中学生時代。
やっていたことは勉強と部活。
部活は全員参加しかも運動部のみ。
種類も男女それぞれ3つだったのです。
私はソフトボール部でした。
毎日部活。
それだけでした。
勉強は高校に行ければいいや、と思っていたのであまり力を入れていませんでした。
田舎だったので、行ける高校は決まっていたのです。
受験で落ちることもありません。
学力考査や成績で、行ける高校は予め決まっていたからです。
そんなですから、勉強も部活もそんなに力も入れずグレもせず、爆発もせず、悶々とした中学時代を送ります。
私の唯一の楽しみは漫画とアニメ。
いわゆる「オタク女子」でしたので、
勉強や部活の合間をぬって、
情熱のすべてを注いでいました。
その頃、ふとしたことで全国の同じ趣味を持つ人と文通を始めます。
雑誌の文通欄で見つけた同じ趣味の友達。
十数人との文通を始め、
最終的に5人と文通をしていくことになります。
今なら、TWITTERなんかで知り合った友達、というところでしょうか(笑)
少ないお小遣いの中から、
レターセットと切手代を出していました。
手紙の内容は、オタクでしたので、
アニメのこと、漫画のことが中心でした。
他に、パソコンが趣味の方とはパソコンの話を、音楽が好きな人からはヘヴィメタルを教えてもらったり。
長く続いた文通相手とは、
プレゼントの交換をしたり、
電話で長話したり、
実際に会いに行ったり。
そんな文通を続けていく中で突きつけられた現実がありました。
それは、
『世界は広い。私の世界は狭い。』
ということ。
同世代、ちょっと年上、大都会住み。
そんな人達と文通していくうちに、
嫌でも田舎住まいの現実を突きつけられることになったのです。
買い物に行く場所もない。
学校で楽しい行事もない。
部活で活躍することもない。
家の周りは山だけ。
レジャーも遊園地もない。公園すらない。
友だちの家まで自転車で45分とか普通。
恋愛とかまったくない。
とはいえ、中学生の私には何もできず、
ぶつける先もなく、将来の展望もなく、
もんもんと家↔中学校と行き来するだけです。
そのうち、手紙に書けることがなくなりました。
日々繰り返される日常は、
3年間ほとんど変わることもなく、
段々と手紙も書かなくなっていきました。
最終的に文通が続いたのはヘヴィメタのお兄さんだけになりました。
この人とは高校卒業するまでずっと文通を続けました。
そんな中、もう一つハマっていたのが、
雑誌への投稿です。
月刊誌へ、毎月相当な数の投稿を送っていました。
これはもう黒歴史としかいえませんが、
中2のときに始めた、とある雑誌の投稿は、
1995年の休刊まで欠かすこと無く続けました。
このことが後々私の人生に影響を与えます。
中学校生活は地味に過ぎていきました。
修学旅行で東京観光しましたが、
始終先生に叱られ続けたくらいで
特に印象はありません。
日々に流されながら中学時代を過ごし、
高校受験があり、
皆と同じ様に割り振られた高校へ進学しました。
本当に、中学時代は、何もなかった。
自分で何か考えていたわけでもなく、
言われたことを、毎日のルーティンをこなすだけの日々。
目立たないように、地味に地味に過ごしていました。
中学時代は私の人生の中で一番つまらない3年間でした。
特に珍しい事件もなにもない私の中学時代を聞いてくださりありがとうございます。
明日はやっと高校時代。私の中で何かが変わっていきます。
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いつも長文を読んでくださりありがとうございます。
私の田舎話や日々のお話を発信していく中で、色々なコメントを頂き、感謝に耐えません!