廃用身 【読書くら部】

読書くら部のトラジャです。

今日読み終わったのはこの本。

廃用身 久坂部 羊

久坂部 羊 の本を薦めてくれたのは母でした。
『無痛』を読んで、すごく面白かったと。
こちらを読もうと思ったのですが、図書館で借りる派のトラジャは予約だけしました。
その数実に77人。
いつ借りれるのやら。

というわけで、今借りることのできる本を図書館で探してきました。
いくつかあったのですが、タイトルに引かれこれをチョイス。

デイケアハウスという、まさに今、老人介護が直面しているであろう内容でした。
まだ、自分の両親でさえ突入していない領域です。
色々な事例として書物で読んだり、人づてに聞いたりしていますが、
『実体験』ではありません。
現場ではどうなのか、当事者の気持ち、介護する家族、スタッフの苦労。
そのなかで、もしかしたら一条の光となるかもしれない、そんな期待を持たずにはいられませんでした。

しかし。
奥付で私はハッとさせられたのです。
これは、フィクションであると。
分かっていながら、ドキュメンタリーとして読んでいました。
そのくらい、現実味があるのです。
そして、現実であっと欲しいとさえ思ってしまいました。
主人公の医者が性格的に難あり、というような書き方で実際にはありようがない人物として書かれているのですが、これはカムフラージュで実は既に行われているのではないかとさえ思っていしまいます。
荒唐無稽な方法かもしれないけれど、本当にこんな研究があれば、いろんなことが変わるかもしれないと思える本でした。

これが、デビュー作だなんて・・・!
他の本も読もうと思います。

トラジャでした。